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2009年02月05日

佇むメッセージ@トキ・アートスペース

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牛乳パックの再生紙で作った人形(といっても大きい!)でインスタレーションする高橋理加さん「擬態」というタイトルが付けられた今回の展覧会は情報社会がもたらす歪みに疑問を投げかけた作品だそうです。高橋さん曰く「私達の会話の8割は情報のやりとりにしかすぎない」そうで「何処に行った」「どうだった?」「うん、良かったよー」、「何処そこの何を食べた」「どうだった?」「うん、美味しかったよー」…確かに。そこからさらに踏み込んでの自分の感想や意見まではなかなか至らないかもしれません。私達の話は続き、美術館での美術鑑賞や観光旅行での名所見学も単なる「確認」で終わらせてしまっている人が多いのではないか?テレビで新聞で雑誌で書籍で紹介された作品や場所を「あー、本物!本物!」と見て満足、ついでに証拠写真をパチリ。あまりに上っ面を撫でるような経験に、何故に本物を見に行く必要があるのか?と。この世の中では様々な情報を集めて本物を見ずともそれについて詳しく知ることは難しくありません。それゆえ本物を目の前にしたときに「あぁ、これね」と自分の持っている情報の確認作業になってしまうのか?と…少なからず美術に携わる立場としては、その場の雰囲気や空気を含め本物ならではの感動を与えたいと思ってはいるのですが…。さて、高橋さん。もともとは日本画を学んでいたのですが絵を描く前の白い画面(和紙)がなんとも綺麗で、絵の具をつけるのがもったいないと思ったのが和紙を意識するきっかけだったそう。いまやその和紙を素材にしてインスタレーションを積極的に発表されているので、全くどうなるかわかりませんね。話上手な高橋さんとの楽しい時間でした。

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投稿者 あずさ*cheera* : 2009年02月05日 16:17

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