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2008年10月08日
かたちのエッセンス@工芸館

東京国立近代美術館工芸館で始まった「平松保城のジュエリー、かたちのエッセンス展」 現在82才ながら精力的に彫金技法で制作を続ける平松氏の、ジュエリー・器・オブジェの展覧会です。ガイド日の今日は某専門学校のジュエリー専攻の学生が20名ほど来館、彼らを相手に案内することになりました。さて始まってみると。見学後にレポートが課せられている学生はメモをとるのに夢中で、タッチコーナー平松のネックレスが目の前にあってもメモ、メモ、メモ。「実際に触れて、その質感や量感を感じてみて下さいね」と促してようやく手を出すという有様。展示室では鉛筆を走らせるスピードはさらに加速、日頃の私のガイドは互いに考え感じようと参加者の方々とおしゃべりしながら楽しくこの時間を過ごしていただくのを目標としているのですが、本日は結局私がひとりしゃべっておしまい…非常にやりにくい時間となってしまいました。もちろん彼らもツアー後にはそれぞれに鑑賞しただろうと思うのですが、しかし本物の作品を自分の目で見て考え感じるために見学にきたのですから、あまり下ばっかり向いてメモするのはどうなのかなぁと疑問に思うのです。ネットやテレビ・雑誌等での情報があまりにも多く、そこで得た情報をあたかも自分の目で見て自分で考えたかのようになりがちな今日この頃ですが、自分の感性を磨くのはやはりナマの経験体験に勝るものはない…なーんて、ちょっと偉そうかな。
投稿者 cheera : 2008年10月08日 16:39