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2008年08月14日
「被爆樹に触れて」岡部昌夫展@トキ・アートスペース

今週のトキ・アートスペースの岡部昌夫展はフロッタージュ(物の表面に紙をあて、その上から鉛筆で擦り質感や素材感を写し取る技法)による広島の被爆樹の記録。ちょっとトンチンカンな質問をしてしまったかもしれません…「擦っていて、どうやって終わりの時を決めるんですか?」そんな私にも親切に答えてくれた岡部さん。曰く「擦っているうちに紙の下にある対象物が止める時を教えてくれるんです」「擦るときは腕の動きと呼吸がリンクしていて(腕の上げたり下げたりと息の吸ったり吐いたりがリズムになって)、その息づかいも表面に現れるのでしょう」「(私が岡部さんの仕事風景の映像を見て修行僧みたいだと感想を述べると)農作業みたいだとか織物を織っているみたいだと言われたこともありますよ」とにこやかにお話して下さいました。岡部さんは昨年2007年に開催された第52回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示作家で、コミッショナーを務めたのが写真家でもある港千尋さん(その時のインタビューはこちらでどうぞ)。港先生は大学に勤めていた時の担当教授。トキ・アートスペースで手伝うことになったきっかけがこの岡部&港…というと大袈裟ですが、昨年秋に友人の個展を見にきたとき。ビエンナーレ関係の記事が貼ってあるのに気が付いてオーナーのトキさんに「どうしてこの記事が?」と訊ねると、岡部さんとトキさんが古くからの知り合いだとかで勢いづいて美術談義に花が咲き、話の最後にはここのスタッフになっていたという…いきあたりばったり人生です。
投稿者 あずさ*cheera* : 2008年08月14日 23:11