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2005年10月31日
鹿児島物産展!

おかげさまで復活しました。
沢山のお見舞いメールをありがとうございます。
「立ってるものは親でも使え」が帽子屋のモットーなら
さしずめ「病み上がりでも娘を使え」が野村家のモットー。
本日は鹿児島から帰ってくる父親の迎えに、羽田往復の運転手となりました。
鹿児島に住む妹が「万が一、不時着しても1週間は大丈夫」と言って送り出したという
大量の食料品が空輸されるとあって出向いたのですが
果たしてその荷物を開けると!
串木野の薩摩揚げ、高麗町の美味しいお肉屋さんの豚肉、生ハム、
金生町まるはちのふくれ菓子、蒸気屋のかりんとう&芋羊羹、
桜島小みかんキャンデー、びわ茶、コーヒー、紅茶、
チヂミの粉、梅干し、ドライトマト、焼酎などなど。
わざわざ鹿児島でなくとも…という品もありますが、それはまあご愛嬌。
今回は頂き物の明石家のお菓子があったので
加治木まんじゅうは無しでした。
2005年10月30日
染色の話・チューリップ模様を染めます7
時間になったら急いで蒸し器から出して冷まします。

たっぷりの水で水洗い。
注意!
酸性染料は温度が高いと固着する性質があるので
ここでうっかり熱湯で洗ったりすると
流れ出た余分の染料が再び生地に吸着して
せっかく仕上がった生地が汚れることになります。
水の汚れがなくなるまですすいで、
脱水して乾かして出来上がり。
これでようやく1枚完成、あと3枚、頑張らにゃー。
これでおおまかな染物の作業の紹介は終わり、
けっこう手間のかかる仕事です。
2005年10月29日
風邪気味につき本日はお休みします
工芸館にいったり、神楽坂を散歩したり
映画観たりと盛りだくさんだったのに
風邪でダウン、
本日の日記はまた後日。
みなさんも気を付けて下さい。
2005年10月28日
染色の話・チューリップ模様を染めます6

刷り終わった生地は屏風たたみにして
新聞紙でサンドイッチした後、ステンレスのメッシュの筒に巻き付けます。
これから蒸し固着をして、染料を定着させるのですが
メッシュの筒に巻き付けるのは、生地に蒸気がむらなくまわるようにするため。

それではこれからしばらく熱いでしょうが…。

これは銅製の簡易蒸し器。
ガンガンにお湯を沸かして蒸気が絶えないように45分間、
この作業は冬にするに限ります。
2005年10月27日
染色の話・チューリップ模様を染めます5

これは見本の生地(注文は3m×4枚ですが、これは2.5mしかありません)。
だらっとかけているので模様がぐしゃぐしゃです。
そんな今日も、ひたすら続きを染めていました。

この版は何年か前に大慌てで作ったのかどうか、
けっこう版の繋ぎがいい加減なところもあって
ときどきこんな風に隙間が出たり、ずれたりします。
が、そーんなことでは慌てません、
乾く前に擦込み刷毛で色糊を塗り込めば、あーら不思議、
乾くと何事もなかったかのようにキレイに仕上がっているのです。
2005年10月26日
染色の話・チューリップ模様を染めます4

乾いたら台から剥がします。
薄い生地だと染料が台にこびりついてキレイにするのが大変…
とはいってもこの色糊は水溶性なので
雑巾で根気よく拭き取れば、すぐにキレイになります。
刷っただけのオーガンジーの生地は乾いた色糊のペーストで
ギラギラ光ってパリパリしていますが
後処理すると染料だけが繊維に付着して糊成分は洗い流されるので、
しなやかな生地に戻ります。

狭い台なので苦労と工夫が尽きません。
生地をずらして続きを刷っていきます。
2005年10月25日
染色の話・チューリップ模様を染めます3
2色目を染めたところ。
3色目を染めたところ。

4色目を置いて色置きは完了、
ここにきてチューリップ模様がようやくわかりましたね。
外はすっかり暗くなってしまいました。
(急ぐときは扇風機やドライヤーで乾かしますが、今日は自然乾燥で作業)
しかしこれでオシマイではなーい!
注文は12m、乾いた生地をずらして更に続きを染めていきます。
2005年10月24日
染色の話・チューリップ模様を染めます2

染めるシルクオーガンジーを台に広げたところ。
版は全部で4つ、つまり4色上がりです。
版の有効面積は50×80㎝、この小さい仕事場で作業する限界の大きさ。

最初の1版目、赤い色糊を刷ったところ。

台の大きさは122×246㎝、版を9回置いてようやく全面埋まりました。
あと3版(3色)ここに置いていきますが、
次の色はこれが乾いてからでないと刷れないので、しばしの待ち時間。
2005年10月23日
染色の話・チューリップ模様を染めます1

注文はチューリップ模様のシルクオーガンジー。
この夏、ドイツでの展示でこの布を見た
リューベック在住Loewe夫妻からのオーダーです。
かなりお待たせしてしまっているので、早く染めて送らなくては!
現物と色見本で色の確認。

シルクやウールなどの動物性繊維を染める場合、私は酸性染料を使用します。
量った染料を溶解剤グリエシンAで溶かし(写真左)
お湯を加えた後、ベースのペーストに混ぜ込み出来上がり(写真右)。
これで色糊の用意が出来ました。
さて、糊についてこんなご質問がきました、Yさん、ありがとうございます。
「水性で染めて、温度50度~60度ぐらいで染めます。
防染して、後は水洗いします、こんな場合に使う糊は?」
昨日紹介したアルギン酸ソーダとヘキサメタ燐酸ソーダのペーストは
あくまで染料を溶かし込むための媒体なので、それ自体には防染力はありません。
Yさんが染める方法が、ご質問ではわかりかねるのですが
温度から考えると型防染による浸染でしょうか?
以前紹介した防染糊も常温での使用に限るので、これもお勧め出来ません。
(高い温度や湿度には溶けてしまい防染力がなくなります)
染色材料店には浸染用防染糊というものがありますが
これは50度以上の温度でゴム状に固まり
50度以下になると瞬時に糊が溶ける性質があります。
あいにく、この糊に関しては私は実際に使ったことがないので
専門店の三彩や田中直染料店で伺ってみて下さい。
お答えになったでしょうか???

天気の良かった日曜の午後は、散歩を兼ねて練馬区立美術館へ。
本日最終日の佐伯祐三展、これがなかなかの充実で満足度の高い展覧会でした。

大正後期から昭和の初めにかけてパリで制作をした画家たちのひとり、
美術の教科書で見たことのある絵かもしれませんね。
佐伯は、今の芸大を卒業するときはビリに近い成績だったそうで
卒業の翌年に渡仏した際は、フォーヴィスムの画家ヴラマンクに
「なんて保守的な!」とメチャメチャにけなされ
この時の衝撃が生涯の指針となり、画風が変わっていったそうです。
30歳で亡くなった佐伯の代表作の多くは、
それから僅か3年足らずのパリ滞在で描かれたもの。
命を縮めたかのような凄まじいその制作を目の前にして
甘っちょろい自分の制作ペースを恥じるばかりです。
2005年10月22日
練馬観光案内・和菓子ならここだ!

ベースの糊まで作りましたが、染物は今日は休み。Yさんから糊のことでご質問もいただいているのですが、そのお返事も明日のブログ内で…どうぞよろしく。
さて、今日はパートナーのくまこさんの実家に行くにあたり、地元の美味しい手土産を、ということで豊玉北にある仙太郎の和菓子。餡好きな方だったら何でも喜んでいただけると思いますがこの季節のイチオシは帽子屋の好物「栗むし羊羹」あー、今年2回目だけど、何度食べても美味しいこと。ウリは最中らしいのですが、それはあいにく試していません。
お土産を買って「さあ行きましょう」のヒトコマ、ポーズをとっている人物は…言うまでもありませんね。
2005年10月21日
染色の話・3分クッキング?

帽子屋は染物の注文も抱えています。
そこでシルクスクリーン用の色糊のベースのペーストの準備。
まずアルギン酸ソーダ100gとヘキサメタ燐酸ソーダ40gを用意。

そこに熱湯1860ccを入れて撹拌します。
つまり合計で2kgのペーストが出来るというワケ。
泡立て器で混ぜるとダマが早くなくなるので
家にあったお菓子用のウイリアムズソノマの泡立て器がいつの間にか…。

こんな風にどろどろになります。
細かいダマは一晩おけば膨潤してキレイになくなるので大丈夫。
2005年10月20日
marche de chapeaux

次回のイベントは11月…え〜?この間、東急が終わったばかりなのに。
marche de chapeaux は20名以上の若手(!)帽子作家の大展示会。300以上の帽子が並ぶ計算です…すごいぞ!で、そのDMが届きました(また宛名書きかー)。このハガキの割当が少ないのでいつも案内する皆さんの全てにお送り出来ません…なのでこのプレミアハガキをここでご紹介。それでもって、またせっせと帽子をこしらえなくちゃ〜。
2005年10月19日
藤沢鎌倉周遊

藤沢小田急にて師匠のアトリエと研究会の帽子の展示会。
師匠のトークショウの際にモデルをした帽子屋、
藤沢の皆さん、最後に赤いチェックのハンチングをかぶって
「帽子を携帯する時はこのように…」なんてしゃべってたのが私です。
この展示会には私の帽子も数個出ています、さてどこだ?

藤沢まで来たので、鎌倉のカジュ・アート・スペースへ。
友人でここの主宰者・まっこさんに
カジュ発行のミニコミ紙の原稿(夜なべで書いた!)と預かっていた荷物を届けに、
そして預かってもらっていた荷物を引き取りに、
でも本当は他愛もないおしゃべりを楽しむために!
今月末のイベント「手仕事をする人のための素材展・ウールフェア」の準備で
部屋中、染めた原毛や糸が山のようでした。
いやー、モノを作ってる場所の空気は本当にわくわくします。
(まっこさん本人は連日の糸紡ぎでうんざりって感じでしたが)
モノを作る人なら、きっと楽しいイベントだと思います、どうぞお出かけを!
2005年10月18日
ためになる帽子講座・フェルトの帽子の作り方4

ちょっと風邪っぽいようで、日記も遅れがちです。
さて、本体のつばのぐるりに波型に切ったフェルトを重ねてミシン。
これでつば周りがしっかりすると同時に、アクセントにもなります。

紐状に切ったフェルトで最後の飾り。
これはまち針で仮留めしてありますが、もちろん仕上げは糸で縫い留めます。
その場合、あまり頑丈に縫い付けると窮屈になるので
「外れなきゃいい」くらいのほうが柔らかい雰囲気でいいことも。
…もちろんそれは臨機応変ですが。
仕上がったこの帽子は、
木版画家のご年配ながらとてもかっこいい女性からのオーダー。
黒い冬の上着に合わせて被ってくださるそうです、
さぁ、納品、納品!
2005年10月17日
ためになる帽子講座・フェルトの帽子の作り方3

連日の雨、しかもけっこう雨足が強い。
昨日の晴れ間、窓ガラスをキレイに拭きあげたというのに…。
さて、帽子のつばは4ヶ所にクサビ型の切り込みを入れ、
この部分を合わせることによってつばを傾斜させます。
つまりフェルト帽体のままだとかなり平たいつばを
少々下げるための仕掛け。
そのクサビ型の両脇に穴を開けます。

ただ縫い合わせるだけでは芸がないので
切り落しで作った紐で、開けた穴どうしを編むように。
これでクサビ型のカットも立派な飾りになりました。
作業上の工程で必要な部分もそのままにしておかないで
出来るだけデザインにしてしまいましょう…
なんて書くとカッコいいのですが
「転んでもタダじゃ起きない」精神も感じられます。
2005年10月16日
ためになる帽子講座・フェルトの帽子の作り方2

つば部分は8〜9㎝のカーブを作ってカット。
切り捨てる端部分もこれから使うので
細かく切り刻んだりしないで、円状のままきれいに切り抜きます。

その端部分、幅1.5〜3㎝の波状に切り出し、
残りは円に沿ってぐるぐるながーく、細い紐状にカットします。
あの端部分でこれだけのものが作れますが、さてこれが何になるかはまた次回。
2005年10月15日
ためになる帽子講座・フェルトの帽子の作り方1

帽子屋、帽子の注文をこなしています、
今日はフェルトのつば広の帽子。
フェルトの帽子の材料「フェルト帽体」を
蒸気でよく蒸して柔らかくして、一気に木型にはめ込む!
あまりぎゅーぎゅーひっぱるとフェルトが薄くなるので
手早く優しくしっかりと、が大切。
頭周りをコードでしっかり締めて押さえ、そのまま完全に乾かします。
つば(ブリム)まで木型に入れることが多いのですが
この帽子のつばはフリーハンドで作るので
頭(クラウン)部分のみコードで…ねずみが締めてくれていますね。
頭にのっかっているのはkumacoさんが置いた紫水晶。
2005年10月14日
ためになる帽子講座・サイズ直し

お買い上げの帽子のサイズ直しをしなくてはなりません。
飾りを全部取りサイズリボンを外して、お客様のサイズに合わせたサイズリボンを新しく付け直します。

こんなふうに覗き込みながらの仕事。
サイズ直しが3㎝くらいになると、このようなフェルト帽子の場合は木型に入れ直さなければなりませんが、1㎝前後の直しの場合はサイズリボンの調節だけで大丈夫…フェルト帽体はある程度伸び縮みの融通がききますので。
2005年10月13日
国立オノボリさん観光案内・大学通りを散歩

昨日までの1週間は展示会でずーっとデパートの中にいて、休み時間はこんな「籠の鳥」のような社員休憩室でした。

一夜明け、休む間もなく国立の帽子教室へ。(私が先生だ!)
重い荷物もなんのその、久しぶりのお日さまと外の空気を存分に堪能しつつぶらぶらしながらの仕事帰り、雑貨好きの私がときどきひっかかるgeorges。
既に来年の手帖が所狭しと並べられ、おいおいまだ早いだろーと思いつつ、ついペラペラとめくってしまい…。
言わずと知れたロージナ茶房。
「ロージナ」はロシア語で「祖国」の意味だそうです。
ノスタルジックな店内はまだまだ現役、雰囲気を味わうには申し分ないお店。
たっぷり過ぎる量の食事は、私の場合、シェアしないとちょっと食べきれないほど。
表に面したケーキのショウケースをしばし見入っていた帽子屋。
メニューにはクリームソーダなんてのもあって、なるほど、ツボの押さえどころを心得てらっしゃる。
量り売りのお店フォムファス。
何を量ってくれるかというと、オリーブオイルやワイン、ビネガー、リキュール…。
いろんなサイズや形が揃っている瓶に詰めてもらいます。
今日は電車なので重い買い物は出来ませんでしたが、車のときは少なくとも2本(2リットル)は購入して、一目散に家に帰ります。
さて本日は表通りの散策だけでおしまいになりました、次回は何処へ?
2005年10月12日
千秋楽と祝い酒

最終日の今日は懐かしい友人が何人も来てくれて、なかなか賑やかに終わりを迎えました。
しかーし、しみじみしてる間もなく搬出を30分で終わらせ東急帽子展は無事終了。
今回の内容(つまり帽子の出来)はかなり反省点の多い展示会でした…この悔しい気持ちは次回で挽回か?
帰宅直後のアトリエは一体どこから手をつけたらいいのやらの惨状、どっさり持ち帰った帽子にうんざりしながらの片付けは夜更けまで。
真ん中に陣中見舞いのワインが2本、他に日本酒2本も届きました。
…私がどう思われてるか、これで伺い知れるというものです。
2005年10月11日
デザインの秘密のネタ帳

展示会に来た方とお話していて、良く聞かれることは
「こんなにたくさん作って、よくアイデアが尽きませんね」
いえいえ、本当はもう枯れ果てそうです、苦し紛れの産物も多々あります。
ただ日頃から雑誌などのスクラップはしていて強いて言えばこれが私のネタ帳?
数年来育てているスクラップブックは、帽子を含むファッション、インテリア、雑貨、フラワーアレンジメント、風景などなど、私が「いいな!」と思ったものがジャンルを問わずぎっしり!
ときどき私の中での旬が過ぎて外されてしまうものもありますが、こうやって常に「自分の好きなもの」を整理してまとめていると客観的に自分の嗜好や傾向がわかるし、もちろんデザインやその前段階のイメージのヒントも得られます。
そろそろ切り抜きが溜まってきたので整理しなくちゃ…時間がかかって面倒といえば面倒なんだけれど。
2005年10月10日
ベレーが似合うのは誰?

展示会でベレーを出したのは久しぶりです。
展示をあれこれイメージしていたときから、ベレーを絵のように飾りたいと思っていました。
今にして思えば、どうせ「絵のように」するならベレーに目一杯パッチワークやミシンワーク、染めたりして本当に絵を描けば良かったと反省…ベレーのキャンバスなんて面白そうじゃないですか、次回は是非!

ベレーをふたつかぶっているワケではありません、
いうなれば「お供餅」のように繋がったベレー。
ひとつのベレーより当然ボリュームがあるので冬の上着を着るときには意外といいバランスでかぶれたりします。
2005年10月09日
帽子展5コマ劇場 帽子が似合うのは誰?
「ねーねー、これ可愛いくなーいー?」
「あっちゃーん、かぶっていい?」
「こんな感じでいいのかしらん…」
「待って待って、私もかぶるわよっ!」
「まぁ、私は何でも似合うんだけどさ」
中学の同級生&ひとつ先輩総勢5名(男性2名含む)が来てくれました。
いろんな帽子をかぶって楽しんでもらえたでしょうか?
皆、私の展覧会には必ず顔を出してくれて、その後は当然宴会。
仲間の一人が愛猫ブログを始めたといえば、愛犬と遭遇した火事泥棒の話が出る、火事の話から水道の蛇口の話になって、中学校の思い出話になって、生命保険の話になって…歳を重ねると話も多岐にわたります。
次に会うのは忘年会かな、それでは皆さん、今日はどうもありがとう。
2005年10月08日
強運のお守り

会場に何か秋らしいものを、と持ち込んだのがススキとツルウメモドキ。
漢字で書くと「蔓梅擬」
小さいまるい実が熟すと裂けて赤い種子があられますが、これが美しい。
花言葉は「強運」、よ〜し!

茶色と黒の帽子が並ぶコーナー。
すこーしづつ帽子が減っているので、だいぶスカスカしてきました。
今朝は帽子の姉弟子3名がやってきて、アドバイスをしてもらいながらしばらく会場で話していたところ、バッグとコサージュを求めるお客様がひとり。
興味深げに帽子を眺めていたそのお客様に
姉弟子T「あーら、見てないでかぶってごらんなさいよ」
姉弟子A「こっちのぼうが良いと思うわ」と、あーだこーだ。
お客様もだんだんその気になってきて、結局、茶のツイードの帽子もお買い上げ。
姉弟子T「そのときはこうやってかぶると素敵なのよ!」
お客様、嬉しそうにかぶってお帰りになりました。
姉弟子は60〜70歳の大ベテランですが、それだけではない、この自信みなぎる姿勢。
私に欠けているのは強気な販売力だと痛感した次第。
2005年10月07日
帽子展にやってきた不思議なご縁のN氏

今日は比較的のんびりしていました。
「只今6階、クレアーレにて”のむらあずさの帽子展”を開催しております…」
なんて店内放送が流れると、ふらっと覗いて下さる方もいらっしゃるのですが。
それでも3年ぶりに会った彫刻を作る友人や、帽子の仲間、6月に紹介した焼き菓子のhanaさんなどなど、やってきた知人を捕まえては、しっかりおしゃべりもして、あー、楽しかった。

最後のお客様N氏は不思議な二重のご縁のある方。
話が長くなるので、このおじさんは誰だ?と興味がある方以外は、以下省略のこと。
そもそものきっかけは5月の鹿児島展。
鹿児島での展覧会でしたが、私はいつものように東京の友人にも案内状を送りました。
その中の神奈川在住S氏が鹿児島の知人K氏に「僕の知り合いがやるから…」とインフォメーションを流してくれて、K氏は、そのときたまたま東京から遊びに来ていた友達のN氏と連れ立って見も知らぬ私の鹿児島展に来て下さったのです。
お二人は、30分程お話して帰って行きました。
もちろんお二人とはそれっきりでした、が、今回の展覧会の宛名書きの際に鹿児島で頂いた名刺を整理していたところ、出てきたN氏の名刺を見てびっくり。
「国際交流基金」でお仕事されている方だったのです!
実はこの夏の私のドイツ行きはこの国際交流基金から助成金が出ており、驚いた私は急いでN氏に、鹿児島で会った帽子屋であること、助成金を頂いたことの感謝、近く渋谷東急本店で展示会をすることなどをメールしました。
国際交流基金といっても大勢働いているでしょうから、N氏にお礼を言うのも窓口違いだったかもしれませんが…。
するとN氏から返事か届き、本日2回目の顔会わせということになったのです。
しかも「カジュ・アート・スペース」として申請した書類はN氏の担当だったとか。
そこに私が帽子屋として参加していたとは気が付かなかったそうですが、そういうわけで不思議なご縁のおじさんなのでした。
もしS氏が鹿児島展の案内をK氏に伝えなかったら。
N氏がそのとき鹿児島に行っていなかったら。
K氏がN氏を誘わなかったら。
私が名刺をもらっていなかったら。
宛名書きの時、名刺を見なかったら。
どれひとつ欠けても再会はあり得なかったかも…そう考えると人の縁というものはどこでどうなってるかわからないものですね。
2005年10月06日
渋谷東急にて、本日開店!

夜更かしでふらふらしながら11時に東急本店へ、今日から1週間の帽子展の始まりです。
初日といっても平日だしなー、暇かなーなんて思っていましたが、午前中からいろんな方がいらして下さり、幸いにも賑やかな日になりました。
何年ぶりかの知人にも会えて、もう大感激!
(そうなると展示会というよりお互いの生存確認のようでもある)
私のためにわざわざ来て下さって申し訳ありません…といいながらいつも案内状を送っています、あははは。
さすがに連日の追い込みで眠くて仕方ない、今晩はもう寝ます・目標睡眠9時間。
おやすみなさい。
2005年10月05日
青山観光案内・裏通りの民芸店

数年前まで渋谷の宮益坂にあったべにや民芸店。パンチングメタルとコンクリ打ち放しの、おおよそ民芸品屋とは思えないモダンなビルは設計・渡辺明氏。地下のカフェ、日本を中心に世界中の民芸品が所狭しと並べられたから1〜3階、4階のギャラリーと面白いことこの上ない店でした。そこから青山の裏通りに店を移して、今日は久しぶりに訪ねた帽子屋。道に面したオープンな雰囲気になりました。写真左に見える竹で出来た細長い物体は宮城の「うなぎドウ」なんと、うなぎを捕まえるための仕掛け!まあそれは我々の日常ではあまり出番がないとして、手のぬくもりのする品々は見た目も感触も暖かいものですが、やはり使ってこそ。最近の「スローライフ」提案などで、これら民芸品が改めて取り上げられているのが目に付きますが、そこ(あえて日本とします)に住む人がそこで手に入る材料で、そこの暮らしに合ったモノを作って使うのですから、これらの道具が私たちの暮らしにしっくり馴染むのは至って当然のことのように思います。ここの「べにやぎゃらりい」は10数年前に何回か染織の展覧会でお世話になっているので、少々ご縁があるお店でもあるんですよ。
(勝俣恵さんやたなか牧子さんらとのグループ展でした…若かったなぁ)

その後、東急本店に明日からの展示会の搬入・展示に向かった帽子屋。
デパートの舞台裏のレポートを…と思っていたのに、いざ始まると写真を撮ってるような悠長な時間はなかった、ホント。
今回、一番最後に作った帽子はコレ。
出来立てホヤホヤが皆様をお待ちしております。
2005年10月04日
千駄ヶ谷観光案内・不思議な街路樹
仕事で出掛けた千駄ヶ谷・外苑西通りの街路樹。
あれれ、もう枯れ始めてる?
と、よく見たら…これは一体ナンだ?
ごめんなさいして取ってみると、葉っぱのような花びらのようなものの縁に種?が。
不思議!こんなカタチ、初めて見たぞ。
今まで何年もこの下を行ったり来たりしていたのに
パートナーのkumacoさんに言われて初めて気が付きました。
(kumacoさん、背が180㎝以上あるので視界が高いんですな)
帽子屋、あまり樹木に詳しくないので、これが葉なんだか花なんだかもわかりません。
どなたかご存知の方はいらっしゃいますか?
2005年10月03日
この帽子、いくらですかー?

展示会準備で一番嫌いな作業が値段付け。
マネージャーがいたら一任するところですが
なにせ零細帽子屋なので自分でしなくてはなりません。
結局泣きついたのが帽子の師匠、
東急側の要望も踏まえたおおよその価格帯を相談し
一晩かかってようやく値札も付け終わりました。
嫌いな作業のせいか最中から具合が悪くなり、1日遅れのブログアップ。
ねずみは「棒がいっぽんあったとさー」を夢中で描いています。
2005年10月02日
地元の映画館で観たものは…

昨日は「映画の日」でもあったので
kumacoさんと仕事場から徒歩3分のユナイテッドシネマとしまえんへ。
仕事の区切りのついた夜12時45分からのレイトショウ、
私のチョイスで観た映画がチャーリーとチョコレート工場でした。
ティム・バートンは大好きな監督の一人ですが、これも文句なしに楽しめる映画。
しかも「大事なことは何?」ということが一貫して語られています、お勧め。
ちょっと話は逸れますが、
フランスを代表する振付家・演出家のフィリップ・ドゥクフレ氏。
1990年アルヴェールビル冬季オリンピックの開会式の振付と演出も手掛けていますが
その奇想天外でファンタスティックな開会式は過去最高!(←個人的意見)
彼の言葉で大好きなのが「くだらないことを一生懸命にやることが大切なんだ」
ティム・バートンのこの映画を観て、真っ先にこの言葉を思い出しました。
自分がとことん楽しんでこそ、人を楽しませることが出来る、
モノを作るときの大事な心得ですね。

昨日今日と帽子の展示会でもありました、
アトリエの階段も帽子でおめかししています。
それにしても電線の美しくないことといったら!
2005年10月01日
練馬観光案内・我が家からの夜景

都民の日、といっても全く関係なかった1日。
制作も少々だらけ気味の今日は、我が家からの夜景をどうぞ。
手前右のクリスマスツリーみたいなものはトイざラス、
左側にはフライングパイレーツ@としまえん、
奥のちらちらしている明かりは光が丘の住宅地です。
もともと陸軍成増飛行場だったのが戦後、米国陸軍の家族住宅として整備、
第18代大統領 グラント将軍からグラントハイツと呼ばれていました。
(彼は南北戦争でリンカーン大統領のもと北軍を勝利に導いた総司令官だとか)
昭和48年全面返還されて今のようになったというワケ。
桜もけっこうあってお花見もとてもいいのですが
近隣の都合からかライトアップや屋台という賑やかな仕掛けがないので
以前kumacoさんと夜桜見物に行った際は
真っ暗な中、持参のビールとつまみでひっそりお花見だったっけ。
夜桜の場合は灯りを持って行くことをお勧めします、空いてるからいいぞ!

反対は池袋サンシャイン。
都営地下鉄大江戸線開通以来、このあたりはマンションの建設ラッシュ。
以前は新宿高層ビル街も見えていましたがマンション林立でその景色も過去のものに。
アトリエのベランダの真っ正面には富士山が見えていたのに
それも見えなくなってしまいました。