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2005年07月23日
村の教会でのコンサート
夕べは暗くてよくわからなかった私たちの集会所。
昔の小学校が廃校になってしばらく空家だったところを
たまたま通りがかったUte夫婦が気に入って
「こんないい家なのにどうして誰も使わないの?」と
購入して手を加え「芸術の家」に作ったとのこと。
実際にUte夫婦も住んでいて、入り口すぐの広間(夕べのパーティー会場はここ)
ご主人の仕事場やUteのアトリエ、書斎、
ベッドルームはもちろん、開かずの間もいくつか、とにかく広い!
そのご主人ののおかげで、我々ゲストも
ここでのネット作業が快適に出来ることになりました。
(ただし今のところプライベートの時間がほとんどないので
このブログのアップも遅れがちですが…)
ホール、キッチン、トイレ、書斎、アトリエは解放してくれていて
皆、自由に出入りしています。
もちろん掃除や食器洗いなどは自主的に。
午前中はオリエンテーション…自己紹介や諸注意。
午後は7月7日に送った荷物に対面。
通りがかる皆が興味深げに覗き込む中の開梱作業、
鍋やザル(和菓子制作用)、織物や帽子やTシャツ、CDが脈絡なく出てくるので
かなり面白かったんではないでしょうか。
ところがガラスの作品ひとつが割れていて
私の帽子の箱が2つ激しく破損。
帽子が少々歪んでいたのはあとから直すことにしましょう。
裏庭?では造園家のAlexanderさんのインスタレーションが始まりました。
葦のような竹のようなものを会期中針金で自由に組んでいきます。
自由参加、なかなか面白いんだ、これが。
毎日スポンサーから届く暖かい夕食、旨い!
しかも量もたっぷりで食べきれないほど。
女性は本の装丁をするAnjaさんとご主人。
本日のメインイベントは村の教会でのTAFオープニング・コンサート。
会場は私たちはもちろん、村の人々で満員御礼。
本物のロウソクの炎が揺れる簡素で小さい教会の中、
室坂京子さんのピアノと遠藤芳晴さんの二胡や歌、そしてお話の
とても楽しいあっという間の2時間でした。
アンコールでは村の人に「シューベルトの子守唄」を歌うよう促し、
ピアノと二胡の伴奏に合わせて
その静かな歌声が教会の中に響き渡ったときの感動といったら!
(思わず涙が…)
その後ワインが振る舞われましたが
今日もさすがに眠く(しかも寒く)早々に退散、
本日から同じ宿舎の、フェルト作家のAnkeさんと
ペインティングなどの造形をするMatthiasさんとちょっと歓談して就寝。
ところで京子さんと芳晴さんは藤野在住、
先日の牧郷ラボももちろん知っていて(ご近所)、
陶人形作家の高橋安子さんもこれまた同じ村だとか、なんという偶然。
投稿者 あずさ*cheera* : 2005年07月23日 23:08
コメント
あぁ、いいなぁ、いいなぁ。。。
風景がとても素敵です。
写真からイイ空気が流れ込んできます。
帽子屋さんは、写真屋さんにもなれるのでは?
楽しいドイツ生活を堪能してきて下さい。
(もちろん、ドイツビールも。。。笑)
投稿者 koiawa : 2005年07月26日 10:23
koiawaさん
毎日寒いせいか、
ジョッキで生ビールにソーセージ!という
絵に描いたようなドイツをまだ堪能していません。
リューベックは赤ワインの荷揚げ港だそうで
ワイン率の方が高くなる可能性も?
投稿者 cheera : 2005年07月27日 19:22